「セリエAの3チームが問い合わせている」 ボローニャSD、冨安の去就について言及
トッテナムへの移籍が噂されているが、ボローニャは冨安の売却を急がず
プレミアリーグのトッテナムは、ボローニャの日本代表DF冨安健洋の獲得に向けて交渉中と報じられている。そのなかで、ボローニャのスポーツディレクター(SD)を務めるリッカルド・ビゴン氏が、伊メディアに対して「少なくともセリエAの3チームが冨安について問合わせている」と明かした。
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ボローニャ所属2年目となった2020-21シーズン、冨安はセリエAで31試合に出場して2ゴールを記録。日本代表では不動のセンターバックながら、チーム状況に応じてサイドバックでもプレーし、第14節アタランタ戦(2-2)と第16節ウディネーゼ戦(2-2)ではそれぞれゴールも決めるなど、攻撃面での貢献も光った。
ACミランやアタランタなどイタリア国内の強豪クラブからの関心が伝えられていたなかで、右サイドバックとセンターバックを補強ポイントとしているトッテナム、名門アーセナルなどプレミア勢も移籍先候補に浮上。イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」ではトッテナムと2000万ユーロ(約26億円)で移籍合意に至ったとも報じられた。
プレミア行き決定が目前に迫りつつあるなか、ボローニャのリッカルド・ビゴンSDがイタア衛星放送「スカイ・スポーツ」のインタビューに対して、「冨安に興味を持っているチームはトッテナムだけではなく、我々は急いで売るつもりはない。もちろん、プレミアリーグのクラブから電話がかかってきた時、選手として無関心でいるのは難しいことではあるが、我々は適切なオファーが来るのを待っている。少なくともセリエAの3チームが冨安について問合わせている」と他チームのからの関心について明かした。
続けて、「しかし、セリエAの3チームが入札合戦に参加するとは思わない。選手がオリンピックに参加していることもあり、これからどんな展開になるのか見守っている段階である」と言及し、冨安の新天地はオリンピック終了後に決まりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)