トットナムの韓国代表エースがわずか1年で放出か 移籍金36億円は見合わないとの低評価

リオ五輪出場と兵役免除のジレンマ

 昨年9月と5月の故障もプラスに働かなかったと指摘。昨季リーグ戦28試合で4ゴールもフル出場はわずかに1試合だった。そして、リオデジャネイロ五輪へのオーバーエイジ枠での参戦が浮上しているが、トットナムでの立場をさらに悪化させるという。

「夏は静養することが効果的だが、彼は韓国代表でのオリンピック参戦を希望している。スパーズが彼を大会に参加させるかどうか、決断を待っている。長期的な視野に立つと、五輪参戦はスパーズにおける冒険となる。もしも、ソンが韓国にメダルをもたらせば、二年間の兵役が免除となる。だが、彼は来季プレシーズンキャンプの大半を欠席することになる。ポチェッティーノのチームで立場を固めたいという、彼の希望の役には立たないだろう」

 特集では五輪のOA枠での参戦は、トットナムでのキャリアにプラスはないと指摘している。ソン以外の放出候補は21歳のアルジェリア代表MFナビル・ベンタレブに加え、アメリカ代表でサンダーランドに期限付き移籍していたDFでアンドレ・イェドリン、MFライアン・メイソン、ウェストブロムウィッチに期限付き移籍していたMFアレックス・プリチャードの4人となっている。

 躍進著しいスパーズで36億円の価値を1年目に示すことができなかったソンは、低評価と危機的状況を覆すことができるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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