「幸せそうに見えない」 トッテナム韓国エースFWの“表情”に英注目「壊れている」
クラブハウスに姿を現したソン・フンミンの“微妙な表情”に英メディアが熱視線
トッテナムの韓国代表エースFWソン・フンミンは、2020-21シーズンのプレミアリーグで17ゴール10アシストをマークし、アジア人選手として初のベストイレブン入りを果たした。新シーズンでの活躍にも期待が懸かるなか、英メディアは、プレシーズンに向けチームへ合流した際の表情に注目し、「トッテナムファンは彼の熱意のなさを心配している」と指摘している。
ソン・フンミンは昨季、トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインとのコンビでゴールを量産。チームを牽引する活躍が評価され、イングランドのプロサッカー選手協会(PFA)が選ぶ「チーム・オブ・ザ・イヤー(ベストイレブン)」にアジア人選手として初めて名を連ねた。
トッテナムではここ5シーズン連続で二桁得点をマークし、エース格へと成長。一方でタイトルとは縁遠く、2016-17シーズンにプレミアリーグ2位、18-19シーズンにUEFAチャンピオンズリーグ準優勝、そして昨季のカラバオ・カップでは準優勝にとどまった。
こうした“屈辱”を味わったこともあり、現地メディアでは今夏の移籍も噂されているなか、トッテナムの公式ツイッターはシーズンオフを終え、クラブハウスに姿を現したソン・フンミンの動画を投稿。映像にはエントランスの回転扉を通過したソン・フンミンが、長袖Tシャツに短パンというラフなスタイルで右手を振りながらスタッフへ挨拶する姿が収められている。
ソン・フンミンはほのかに笑みを浮かべながら登場したが、SNS上には「幸せそうに見えない」「動揺しているように見えた」との声が上がっていたことから、英メディア「スポーツ・バイブル」は「ソン・フンミンがトッテナムのトレーニングに復帰したが、ファンは“壊れている”と思っている」と見出しを打ち、「ファンは彼の熱意のなさを心配している」「ソンの不機嫌な反応は、サッカー界で最も素敵な男を失った証拠だと考えている」などと指摘している。
クラブは今オフ、ヌーノ・エスピリト・サント新監督を迎え入れ新たな船出を切ったばかりだが、ケインにも退団説が根強く残るなど、主力の流出阻止へ余念がない。前線のストライカー2人が揃って退団となれば大打撃を被ることになるだけに、ソン・フンミンの”微妙な表情”にファンはやきもきさせられたようだ。