「冨安の4分の1」 韓国五輪代表の”看板選手”、市場価値の低評価に母国嘆き節
五輪監督の愛弟子ファン・ウィジョ、冨安との"市場価格差"に韓国メディア注目
東京五輪の男子サッカーは22日に各グループの初戦を迎えるなか、韓国メディアはドイツの移籍情報サイト「Transfermarkt」が発表した大会登録メンバーの市場価値ランキングに着目。キム・ハクボク監督の愛弟子で、オーバーエイジ(OA)枠として選ばれた元ガンバ大阪FWファン・ウィジョ(ボルドー)の市場価格に対し、アジア最上位となった日本代表DF冨安健洋(ボローニャ)の「4分の1だった」と指摘している。
「Transfermarkt」が発表した大会登録メンバーの市場価格ランキングによると、トップはスペイン代表MFペドリ(バルセロナ)の8000万ユーロ(約103億円)。2位には同じくスペイン代表のFWミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ)が7000万ユーロ(約90億円)で続き、3位~5位にはコートジボワールMFフランク・ケシエ(ACミラン/5500万ユーロ:約70億円)、ブラジル代表FWリシャルリソン(エバートン/5500万ユーロ:約70億円)、スペイン代表MFダニ・オルモ(ライプツィヒ/5000万ユーロ:約64億円)となっている。
アジア勢のトップ2はいずれも日本勢で、24位の冨安(2000万ユーロ:約25億円)と32位のMF久保建英(レアル・マドリード/1500万ユーロ:約19億円)。3番手として、韓国代表MFイ・ガンイン(バレンシア/1000万ユーロ:約12億円)が44位につける形になっている。
このランキング結果に、韓国紙「朝鮮日報」が着目。OA枠の1人として選出された元G大阪FWファン・ウィジョの市場価格(500万ユーロ:約6億円)が79位となったことに対し、「”なんと68億ウォン” キム・ハクボク号の看板、ファン・ウィジョの市場価格は79位、24位冨安の4分の1」と伝えている。
ファン・ウィジョは、昨季のリーグ・アンで36試合12得点をマーク。キム・ハクボク監督とは城南FC時代にも共闘し、2018年のアジア大会でもOAとして呼び寄せ金メダルを獲得した経緯がある。同監督にとっては愛弟子であり、期待を寄せる存在と言えるが、市場価格では”低評価”となった。
(FOOTBALL ZONE編集部)