グリーズマン、古巣アトレティコへのトレード話消滅 移籍金26億円と年俸で交渉決裂
グリーズマンとスペイン代表MFサウールのトレード移籍話は消滅と現地紙放報道
バルセロナのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンと、アトレティコ・マドリードのスペイン代表MFサウール・ニゲスのトレード移籍の可能性は消滅したと、スペイン紙「スポルト」が報じた。しかし、バルセロナは依然としてグリーズマン放出の可能性を模索しており、英プレミアリーグからの接触を待っているようだ。
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バルセロナは6月いっぱいで契約満了となったアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとの再契約を果たすべく、人件費削減に動いている。特に高額年俸を受け取る選手の売却が必要になるため、グリーズマンは放出候補の一人となっていた。
そうしたなかで、グリーズマンにはアトレティコのMFサウールとのトレード移籍の可能性が浮上し、本人も古巣復帰に乗り気だと伝えられていた。しかし、最新のレポートによれば両クラブは条件面で合意できず、交渉は破談に終わったという。
理由はやはり金銭面で、アトレティコはバルサが要求した2000万ユーロ(約26億円)を支払うことができず、またグリーズマンの年俸条件もクラブの想定に合うものではなかったという。一方のサウールも、財政難に苦しむバルセロナでの年俸条件は受け入れられなかったようだ。両クラブは話し合いを重ねたうえで、交渉打ち切りという結論に至ったと伝えられている。
ただし、グリーズマンは依然としてバルセロナにとっての問題となっており、クラブは売却の可能性を模索しているという。記事では、「バルサはプレミアリーグのクラブが(グリーズマンの)獲得に乗り出すことを期待している」とあり、チェルシーやマンチェスター・ユナイテッド、さらにセリエAのユベントスも獲得に動く可能性があるようだ。
グリーズマンは2019年にアトレティコからバルセロナへ移籍。1年目はチームへの適応に苦しんだが、昨季は公式戦51試合で20得点13アシストとメッシに続く得点源として活躍した。バルサでの3年目を迎えることはできるのか。それとも財政難の煽りを受けて退団か。30歳となったレフティーの去就が注目される。
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(FOOTBALL ZONE編集部)