ハリル監督が欧州と日本のサッカーを「全く違う世界」と警鐘 「バイクとフェラーリのようだ」

Jリーグ勢が全てベスト16で姿を消す現状に危機感を募らせる

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が、Jリーグのクラブがアジアで勝てない現状に危機感を募らせている。日本サッカー全体に向けて「大きな疑問を持った方がいい」と警告した。

 アジア王者を決めるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)において、日本からはFC東京と浦和の2チームが決勝トーナメントに進出していた。しかし、FC東京は24日、敵地で上海上港に1−0で敗れて2戦合計2−2、アウェーゴールの差で涙をのんだ。25日に同じくアウェーでFCソウルと対戦した浦和も、PK戦にもつれ込んだ激戦の末に6-7で惜敗し、ベスト16で敗れた。これで日本勢は全て大会から姿を消した。

 ハリルホジッチ監督も「日本のフットボールがデリケートな状況に陥っています。昨日は浦和がやられている試合を見てしまいました。FC東京もやられてしまいました。アジアの準々決勝に日本のチームが一つも勝ち上がっていない。韓国、中国、UAEの2チームに、カタールとウズベキスタン。そこに日本のチームは存在していない」と真剣な表情で語った。

 08年のガンバ大阪を最後に日本勢はアジア王者になることができていない。指揮官は日本サッカーに関わる全ての人に向けて強烈なメッセージを送った。

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング