久保建英の「到着の扉は閉じることに…」 レアル・ソシエダ移籍の”実現性”に現地見解
ソシエダ入りの可能性が囁かれるも…MFアドナン・ヤヌザイの動向次第と現地指摘
日本代表MF久保建英(ヘタフェ)の去就動向は、シーズンオフを迎えたことで様々な憶測が飛び交っている。新天地候補として昨季リーグ5位のレアル・ソシエダも挙がっているが、現地メディアはベルギー代表MFの去就が、久保のソシエダ入りを左右すると指摘している。
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ヘタフェでの半年間のレンタル契約を終えた久保は、保有元のレアルへ復帰する形となるが、来季の動向は現在のところ不透明。今季無冠に終わったレアルは、カルロ・アンチェロッティ新監督の下、チーム構成を大きく軌道修正する可能性が指摘され、その中で久保は再レンタルが有力視されている。
新天地候補にはベティスや来季の1部昇格を決めたマジョルカ、エスパニョールなどが挙がっていたが、ここに来て昨季5位のレアル・ソシエダ移籍の可能性が浮上。一部現地メディアではソシエダがオファーを提示したとも報じられていたが、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は「(ソシエダの)ベルギー人選手に対し魅力的なオファーがあった時だけこのオプションを進めることになる」と指摘している。
同紙によると、昨季リーグ戦で27試合4得点をマークしたベルギー代表MFアドナン・ヤヌザイの動向が、久保のソシエダ入りの鍵を握っているという。クラブとの契約が残り1年となったベルギー人アタッカーに対し、1000万ユーロ(約12億円)ほどのオファーが届けば放出する意向があるが、条件に見合ったオファーが届かなければヤヌザイは残留。久保のソシエダ入りも消滅する可能性があると報じている。
一方、久保について記事では「クボはラ・レアル(レアル・ソシエダ)で挑戦するというアイデアを気に入っている」と指摘。近々にヤヌザイの移籍が決まるようであれば「数日後にクボの入団発表がなされるのは間違いない」としているが、その時間が長引くほど、久保のソシエダ入りの可能性は低くなるとの見解も示された。
「時間が経過するごとに(ソシエダ入りの)可能性は減少することになる。なぜなら日本人選手は東京五輪に出場し他にも彼の獲得に興味を持っているチームがあり、永遠にヤヌザイの件を待っていることはないからだ」
記事によると、現時点でヤヌザイに対するオファーはなく、ソシエダへの残留が濃厚。「タケ・クボの到着の扉は閉じることになるかもしれない」とも綴られ、新天地が決まるのはもうしばらく先になるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)