「ただ、伝えたかっただけです」 DF吉田麻也、有観客要望発言の真意に言及

U-24日本代表主将のDF吉田麻也【写真:Getty Images】
U-24日本代表主将のDF吉田麻也【写真:Getty Images】

インスタグラムのストーリー内で有観客への再検討を願う発言の真意に触れる

 東京五輪に出場するU-24日本代表主将のDF吉田麻也が自身の公式インスタグラムを更新し、17日のU-24スペイン代表戦後、無観客開催が決まった東京五輪について有観客への再検討を願う発言をした一件について、ストーリー(24時間で自動削除される写真・動画)内で真意を綴った。

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 吉田は、スペイン戦の試合直後にキャプテンとしてインタビューに登場。言葉を選びながら、無観客開催への無念の思いを明かしていたが、試合後のオンライン会見でも改めてその話題について率直な胸の内を明かし「国民の税金がたくさん使われている。なのに、国民が観に行けない。誰のための五輪なのか」「五輪に懸けている選手はマイナー競技に山ほどいる。そのためにも、もう一度考えてほしい、真剣に検討してほしい」などと、切実に訴えた。

 この発言がネットを中心に議論へと発展。U-24代表MF堂安律や女子100メートル障害で五輪代表の寺田明日香からは支持する声が寄せられていたなか、吉田は発言の真意をインスタグラムのストーリー内で「これは僕の個人の考えであって正解ではないです。賛否あるのは理解してます。ただ、伝えたかっただけです」と綴った。

 コロナ禍での東京五輪の開催にはいまだに反対の声は根強く、観客の有無に関する話題を公の場でアスリート自身の口から述べたのは極めて異例。それだけに、批判も承知の上で声を上げた吉田の発言は、多くの反響を呼んだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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