英代表の“ガラスのストライカー”が負傷で練習回避 超新星18歳FWのEURO行きが加速?

ふくらはぎを痛めたスターリッジ 豪州戦でラッシュフォードが結果を残せば…

 リバプールのイングランド代表FWダニエル・スターリッジが、ふくらはぎの負傷によって代表チームの練習を欠席した。28日に行われるオーストラリアとの親善試合の出場はおろか、欧州選手権(EURO)の最終メンバー入りに向けても暗雲が立ち込めている。英地元紙「デイリー・テレグラフ」は負傷の多いスターリッジに代わり、18歳の新鋭FWマーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド)に大きなチャンスが訪れるかもしれないと報じた。

 スターリッジは25日、マンチェスターで行われているイングランド代表の練習を負傷のために欠席。3日後の28日に行われるオーストラリア戦では、度重なる負傷に苦しむ“ガラスのストライカー”に代わって、今季ユナイテッドで大ブレークを遂げたラッシュフォードにチャンスが巡ってくるとレポートされている。2月にトップデビューを果たした若きストライカーは、公式戦18試合で8得点とユナイテッドの救世主として鮮烈な印象を残していた。

 記事では「コンディションが万全であれば、スターリッジがフランスへ行く23人のメンバーに入ることに疑問はない」とその実力はもちろん、ロイ・ホジソン監督からの信頼も厚いことを示唆している。しかし、今季も臀部、膝、ハムストリングなど複数の故障を繰り返すストライカーを、本大会の限られたメンバーに入れるにはリスクが伴うのは明らか。スタジアム・オブ・ライト(サンダーランドの本拠地)で行われるオーストラリア戦でA代表デビューが予想されているラッシュフォードの活躍次第では、一気に立場が入れ替わる可能性があるという。

 イングランドの前線には25得点でプレミア得点王になったトットナムのFWハリー・ケイン、24得点のレスターFWジェイミー・ヴァーディ、そして同国の歴代最多得点記録を持つユナイテッドのFWウェイン・ルーニーとタレントが揃う。最終候補26選手から外れるのは3選手。ピッチに立てば高い決定力を示すスターリッジか、勢いのある超新星か。ホジソン監督は頭を悩ませているだろう。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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