久保建英が「目覚めさせた」 五輪対戦国のメキシコ紙が警戒「日本戦は簡単ではない」

U-24日本代表MF久保建英【写真:Getty Images】
U-24日本代表MF久保建英【写真:Getty Images】

日本が優勝候補スペインに1-1と善戦、メキシコ紙「リスペクトすべきライバルと証明」

 U-24日本代表は、17日に行われたU-24スペイン代表との国際親善試合を1-1で引き分けた。東京五輪の初戦を5日後に控えたなかで、ホスト国である日本が金メダルの筆頭候補であるスペインを相手に、どのような戦いを見せるかは、グループリーグ対戦国からも注目を集めた。日本と同じグループAに入っているメキシコの地元紙「エクセルシオール」は、「日本戦はメキシコにとって簡単な試合にはならない」と見出しを打ち、警戒心を持って報じている。

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 前半42分にMF堂安律(PSV)のゴールで先制したU-24日本代表だったが、後半にはU-24スペイン代表に追いつかれて、1-1で試合を終えた。この試合の結果を受けて「エクセルシオール」紙は、「日本はスペインと引き分け、リスペクトするべきライバルであることを証明した」「東京五輪でメキシコのライバルとなる日本は、容易い相手ではないと示した」と伝えた。

 特にMF久保建英(レアル・マドリード)のプレーについて、「試合の序盤でスペインのビッグネームたちは、無垢な日本を手玉にとれると思われたが、何も恐れない久保建英が神戸のスタジアムに集まった観客を目覚めさせた。久保は素晴らしいボールコントロールを見せて、前半42分には左サイドを鋭く切り裂き、堂安律の唯一のシュートを導くと、それがGKウナイ・シモンを破った」と称賛している。

 記事ではバルセロナに所属する18歳のMFペドリを投入したスペインが、同点に追いついたことを報じつつ、「日本は終盤にも決定機を作ったが、個々のタレントに自信を持つスペインを破ることはできなかった」と、最後まで日本に勝機があったことを伝えている。

 五輪本大会の開幕を間近に控え、対戦国にもインパクトを与えたU-24日本代表。南アフリカ、メキシコ、フランスの警戒心も高まったなかでも、しっかりとグループリーグで上位2チームに入り、悲願のメダル獲得に向けて前進したいところだ。

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