「重要な選手だとピッチで見せていた」 日本でスペイン監督の印象に残ったのは?
デ・ラ・フエンテ監督は情報があった久保の名前を挙げつつ、冨安を高く評価
東京五輪で優勝候補に挙げられているU-24スペイン代表は、17日に行われた日本との国際親善試合で1-1のドローに終わった。スペインのデ・ラ・フエンテ監督は試合後のオンライン会見で、日本の印象に残った選手にDF冨安健洋の名前を挙げた。
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スペインはボールを握る展開ながら、前半42分にMFマルティン・スビメンディがMF久保建英にサイドでドリブル突破を許し、折り返しをMF堂安律に豪快に決められて先制を許した。
スペインは後半に入るとペナルティーエリア内まで切り込むプレーが増え、後半14分には途中出場のMFブライアン・ヒルがシュートを放ったが、日本のGK大迫敬介の好セーブに遭ってゴールはならなかった。しかし、後半23分にMFペドリを投入すると、その10分後、左サイドをペドリからのパスで突破したDFフアン・ミランダのラストパスをFWハビ・プアドがシュート。これが混戦でMFカルロス・ソレルに当たってコースが変わり、さらにゴールポストに当たって転がり込んで1-1の同点に追いついた。
デ・ラ・フエンテ監督は試合後、「予想通り非常にインテンシティーが高くハードなものになった。日本の方がフィジカルの状態が良かった。スペインは日本に来て間もなく、ハードな戦いを終えて疲労が蓄積している選手もいる」としながらも、「内容には満足している」と語った。
そのなかで、日本で印象に残った選手について問われた指揮官は、最終ラインの冨安の名前を挙げた。
「基本的に一番よく知っているのは久保だが、今日は冨安が重要な選手だとピッチで見せていたと思う。こういう国際的な試合でプレーすることに慣れていると思う」
日本のスピードについても高く評価していたデ・ラ・フエンテ監督。同時に、1失点で抑えたスペインの守備陣についても「よく守れたと思う」と及第点を与えていた。