森保監督、五輪金メダル候補スペインにドローを総括 「勝ちきれなかったことは残念」
堂安律の先制点でリードするも、終盤に追いつかれてドローでフィニッシュ
東京五輪に出場するU-24日本代表は17日、国際親善試合でU-24スペイン代表と対戦。前評判では金メダルの筆頭候補に挙げられている欧州の強豪に対し、MF堂安律のゴールで先制したが、後半に同点に追いつかれて1-1のドローに終わった。試合後、森保一監督は、「勝ちきれなかったことは残念」と語った。
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前半42分にMF久保建英が左サイドを攻略し、ゴール前にグラウンダーの折り返しを入れると、走り込んだ堂安が左足でゴールを射抜き、先制点を挙げた。本大会開幕を間近に控えた親善試合ということで、後半に入ると両チームは多くの選手を交代。そのなかで、スペインは欧州選手権(EURO)のベストイレブンにも選出された18歳のMFペドリもピッチに立った。
後半33分には、そのペドリのパスを起点としたスペインの攻撃から、最後はFWハビ・プアドのシュートがMFカルロス・ソレルに当たってコースが変わり、ゴールに決まって日本は追いつかれてしまう。このまま試合は1-1で終了した。
優勝候補のスペインとの一戦をドローで終えた森保監督は、「この試合、勝つことを目標として試合に臨んだので、勝ちきれなかったことは残念ですが、選手たちが粘り強く戦いながら、攻撃をしっかりやってくれたこと。試合のなかでトライしてくれたことは良かったと思います」と、コメントした。
そして、この試合で見えた収穫について、「この強い相手との戦いで得点を奪うことができたこと。2点目を奪うことはできなかったですが、守るだけではなく選手たちは2点目を奪うところにもトライしてくれた」と、攻撃面を挙げた。その一方で、「ただ守備の部分においては、1失点は仕方ないところはあると思いますが、もっと相手のボールを奪う守備があったり、相手が困る守備をできればと思います」と、課題にも触れている。
いよいよ、五輪の本大会が近づいているが「オリンピックに向けて、これまで通り1日1日を大切にして、チームのコンディション、選手のコンディションを上げて、金メダルという目標に向かっていきたいと思います。そして、応援している皆さんに結果で喜んでもらって、選手たちの頑張りを見てもらい、励ましのメッセージになるように頑張っていきたいと思います」と、結果に加えて、選手たちの取り組む姿勢でも国民に感動を与えることを誓った。
22日に開幕する本大会で、日本は南アフリカ、メキシコ、フランスと対戦する。対するスペインは、アルゼンチン、エジプト、オーストラリアと戦い、決勝トーナメント進出を目指す。
(FOOTBALL ZONE編集部)