手倉森J”欧州組”のキーマン南野 トゥーロン初勝利に導く一撃も「まだまだ質を高めないと…」

2-1で勝利したギニア戦で決勝点をマーク

 U-23日本代表はトゥーロン国際大会第3戦のギニア戦に臨み、2-1で今大会初勝利を収めた。決勝点を挙げたMF南野拓実(ザルツブルク)は「まだまだ質を高めていかないと」と、次戦イングランド戦での活躍に意欲を燃やした。

 前半3分にFW富樫敬真(けいまん/横浜FM)のボレーで先制した日本だったが。その7分後には守備陣の連係ミスから同点とされた。しかし積極的な姿勢を貫くと、同39分に南野が持ち前の攻撃力を発揮する。MF鎌田大地(鳥栖)からの横パスを受けると相手守備陣の状況を冷静に把握してシュート。これがゴールネットを揺さぶり、決勝点をゲットした。

「2連敗していたので負けるわけにいきませんでした。そのなかでゴールで貢献できて良かった」

 南野は試合後のインタビューでこう切り出した。チーム合流直後に「自分は攻撃の選手なので、ゴールだったり、アシストで貢献したいです」と語っていた21歳は、自身にとっての今大会初戦となった23日のポルトガル戦ではノーゴールに終わって悔しい思いを味わった。それだけに、まだまだ満足感を漂わせることはない。

 

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