実現すればルーニーの22億円を抜き、プレミア史上最高の高給取りに

　マンチェスター・ユナイテッドが、パリ・サンジェルマン（PSG）を今季限りで退団するスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチに、プレミア史上最高額となる週給40万ポンド（約6400万円）、年俸換算で33億円相当のVIP待遇を提示している。英地元紙「ザ・サン」が報じている。

　ジョゼ・モウリーニョ監督の就任で合意に達したというユナイテッドは、補強第一号にカリスマを招聘しようとしている。

　今季限りでPSGと契約満了になったイブラに対し、ユナイテッドは移籍金がかからない代わりに、契約ボーナスとして800万ポンド（約12億8000万円）を準備。さらに週25万ポンド（約4000万円）のサラリーを提示しており、イブラが今季手にする報酬は1週あたりで合計40万ポンド、年俸に換算するとなんと33億円になるという。キャプテンのイングランド代表FWウェイン・ルーニーがプレミア最高額の週給26万ポンド（約4200万円）、年俸換算で22億円だが、イブラが実質プレミア史上最高の高給取りとなる。

　34歳のイブラは優勝請負人の異名を取っている。アヤックス、ユベントス（八百長問題で優勝は取り消しに）、インテル、バルセロナ、ACミランという所属クラブでリーグ優勝を果たし、PSGではリーグ4連覇に貢献。今季は38ゴールで得点王に輝き、在籍4年間で3度目のリーグMVPに輝いている。

　唯我独尊でしばし監督と衝突するが、2008-09シーズンにインテルで共闘したモウリーニョ監督とは友好な関係を築いていた。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images