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トリノがミハイロビッチ新監督の就任を発表 先月解任されたミランと来季因縁の対戦へ
セリエAの舞台に戻った”鬼軍曹” 「トリノを率いるのは私にとって大きなプライド」
今季セリエA11位のトリノが、来季新監督にACミラン前監督のシニシャ・ミハイロビッチ氏の就任を発表した。
トリノを今季率いたジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督は、6月の欧州選手権フランス大会後にイタリア代表監督を退任するアントニオ・コンテ氏の後任となることが濃厚となっており、ミハイロビッチ氏に白羽の矢が立った。
ミハイロビッチ氏は”鬼軍曹”の異名を持ち、若手育成に定評を持つ。今季就任したミランでは17歳のジャンルイジ・ドンナルンマ、DFアレッシオ・ロマニョーリら若手を抜擢し、開花させた。豪放磊落な性格で、シルビオ・ベルルスコーニ会長の愛する4-3-1-2システムの導入を巡って対立し、リーグ終盤戦の先月に解任されていた。
日本代表FW本田圭佑ら選手に対して率直な意見を言う反面、豪快な兄貴肌でミランの選手から信頼を得ていた。契約は来季まで残していたが、ミランに契約解除を求めていた。
ミハイロビッチ新監督は就任決定に際して、「栄光と権威の歴史を持つトリノというクラブで働けることは、私にとって大きなプライドになる」とのコメントを発表。“鬼軍曹”は来季、再建の道を歩むミランの敵となって立ちはだかることになる。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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