トゥーロン連敗もリオ五輪司令塔候補が感じる手倉森Jの伸びしろ 「完成度は半分もいってない」
「もっとプレーにも引き出しが必要」
「五輪まで残り2カ月。まだチームとして完成度は半分もいってないぐらいだと思います。世界に追いつくために、もっと一人ひとりが成長していかないといけませんね。(リオ五輪)本番の勝ちにつながる負けにしないといけないし、もっとプレーにも引き出しが必要だと考えています」
原川自身はパラグアイ戦の後半21分にFW浅野拓磨(広島)に鋭い縦パスを供給し、一時は同点となるゴールをお膳立てした。ただ「個人的にはアシストをもう3、4回はできたと思うし、もっと高めていきたい」と満足せず、さらに高いクオリティーを見せようとしている。
リオ五輪最終予選の準決勝イラン戦では、後半終了間際に強烈なミドルシュートを叩き込み、6大会連続となる五輪出場権を手繰り寄せた原川にも、本戦メンバー18人枠入りの保証はない。川崎でのチームメートである大島僚太や井手口陽介(G大阪)、オーバーエージ枠の招集も含めれば激戦必至の中盤の競争を意識しつつも、チームのレベルを引き上げることで、自身の存在価値を証明したいところだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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