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「スキャンダルではない」 EUROで物議のダイブ&踏みつけ、審判長が主審を擁護
EUROで物議を醸したスターリングのダイブ疑惑とジョルジーニョの踏みつけに言及
欧州選手権(EURO)準決勝のイングランド対デンマーク戦では、イングランド代表FWラヒーム・スターリングのダイブ疑惑が物議を醸したが、欧州サッカー連盟(UEFA)の審判長ロベルト・ロゼッティ氏は、判定が正しいものだったと主審を擁護している。英紙「ガーディアン」が報じた。
イングランド対デンマーク戦(2-1)で話題となったのは、1-1で迎えた延長前半14分のワンシーンだ。ペナルティーエリア内でデンマーク代表DFヨアキム・メーレがスターリングを倒し、イングランドにPKが与えられた。この場面について、メーレの足がスターリングに触れておらず、シミュレーション行為だったのではという疑惑が浮上していた。
このPKからFWハリー・ケインの決勝ゴールが生まれたため、敗れたデンマークを率いるキャスパー・ヒュルマンド監督は「存在するべきではなかったPK」と判定に不満を示していた。
しかし、ロゼッティ氏は検証の結果、DFがボールにプレーしようとしていなかったと指摘したうえで、「スキャンダルではない」とダニー・マッケリー主審が下したPKの判定を支持した。
「彼は赤の5番(メーレ)を見たが、彼はボールにプレーしていなかった。ダニーはDFの右足が、白(イングランド)の選手の右足に接触しているのを見た。これは主審がフィールド・オブ・プレーで見たもので、VARも赤の5番のDFがボールに触れていないことを確認した。当然、接触の強度について議論することはできるが、私たちは常に主審が意思決定の中心にいることを望んでいる」
また、決勝戦のイタリア対イングランドでは、イタリア代表MFジョルジーニョのイングランド代表MFジャック・グリーリッシュに対するタックルが物議を醸した。実際はファウルでイエローカードの判定となったが、ジョルジーニョはグリーリッシュの左膝付近を踏みつけるような格好となっていたため、レッドカードに相当するものではという意見が挙がっていた。
これについてもロゼッティ氏はビョルン・カイパース氏の判定は正しいものだったと主張している。