「必要としてくれたのはピオリだけ」 チャルハノール、”禁断の移籍”をした理由を告白
チャルハノールがミランからインテルへ禁断の移籍を決断した理由を明かす
トルコ代表MFのハカン・チャルハノールは先月22日にACミランから同じ街のライバルであるインテルへフリーエージェンドで移籍した。この”禁断の移籍”にファンやOBから批判的な声が多数上がったが、チャルハノール本人が移籍を決断した理由を告白した。イタリアメディア「フットボール・イタリア」が報じている。
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チャルハノールはカールスルーエの下部組織出身で、2012年2月に同クラブのトップチームデビューを飾った。同年夏に加入したハンブルガーSVでブレイクを果たし、2014年夏にレバークーゼンへとステップアップ。同クラブでは公式戦通算115試合の出場で28ゴール29アシストを記録し、チャンピオンズリーグ(CL)にも出場した。
レバークーゼンでの活躍が認められ、2017年夏に2330万ユーロ(約30億円)でイタリアの強豪ミランへと移籍。在籍4年で公式戦通算172試合出場、32ゴール48アシストの成績を記録した。2020-21シーズンでは、リーグ戦33試合出場4ゴール10アシストの活躍を見せ、チームの7年ぶりのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大きく貢献した。
しかし、6月で満了となる予定だった契約の延長交渉では条件面で合意できず、そこへインテルがより良い条件でオファーを出したこともあり、フリーでの加入が決定。同じ街のライバルクラブへの移籍に対して、ミランのファンからは激しく非難されていた。
そんななか、チャルハノールはスポーツチャンネル「DAZN」のインタビューで「ファンが怒るのは当たり前だと思うが、この移籍を行ったのは僕が初めてではなく、最後でもない。たくさんの選手が禁断の移籍をしている」「ミランに敬意を払っているが、自分の将来に目を向けたかっただけなんだ。4年間、ミランのために多くのことをしたと思うし、みんなのことを尊敬している。しかし今はインテルでの新しい章が始まるので、前を向かなければならない」と移籍を決断した理由を語った。
さらに、「ミランで本当に自分のことを必要としてくれていたのはピオリだけだった。彼とは何度も話し合ったが、最終的に彼は僕の意見を尊重し、幸せを願ってくれたよ」と懸命に慰留してくれたのは監督のステファノ・ピオリだけだったと明かした。
現在27歳のチャルハノールは、昨季ミランで残した結果以上の成績を王者インテルで収めることができるのだろうか。今後のさらなる活躍に注目だ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)