グリーズマン、古巣との“大型トレード”が一転成立へ? 現地紙「合意は間近に迫る」

バルセロナFWグリーズマンとアトレティコMFサウール【写真:Getty Images】
バルセロナFWグリーズマンとアトレティコMFサウール【写真:Getty Images】

メッシとの再契約が近づくなか、バルセロナ側の状況に変化か

 バルセロナのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンとアトレティコ・マドリードのスペイン代表MFサウール・ニゲスのトレード移籍成立の可能性が高まっていると、スペイン紙「マルカ」が報じた。バルセロナが拒否したとも伝えられていたこの取引だが、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシとの再契約が近づくなかで状況が変化しているようだ。

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 今夏のバルセロナのプライオリティーは周知の通り、6月末で契約満了となったメッシとの新契約締結にある。しかし、新型コロナウイルスのパンデミックによって被った財政面への打撃から、クラブは資金捻出に追われており、人件費削減のために選手の売却に動いている。

 そうしたなかで放出候補の1人となっているのがグリーズマンだ。チェルシーへのレンタル移籍の話などと並行してサウールとのトレード案が以前から浮上していたが、これはバルセロナが拒否したと報道されていた。

 しかし、刻一刻と状況は変化してきているようだ。アトレティコではディエゴ・シメオネ監督がグリーズマンの復帰を望んでおり、バルセロナ側はオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥム(リバプール→パリ・サンジェルマン)の獲得に失敗した中盤の補強としてサウールが適任と見ている。双方にメリットがあるトレードということで、移籍の可能性が高まってきているという。

「マルカ」紙はこのトレードについて、「一方のクラブ(アトレティコ)は通常では獲得不可能な一流のフォワードを獲得でき、もう一方(バルセロナ)はメッシのためのサラリースペースを確保でき、さらに陣容を大幅に強化してくれるミッドフィールダーを加えることができる」と指摘。グリーズマンは年俸のダウン、サウールは毎試合スタメンではなくなることをそれぞれに受け入れる必要はあるが、そのうえで「両クラブの合意は間近に迫っている」と報じられている。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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