「グリーズマンとデンベレに罰を」 バルセロナの反人種差別投稿に「偽善」の声
英代表選手への人種差別にSNSでメッセージ投稿も…「どこか空虚なもの」と英指摘
フランス代表FWウスマン・デンベレと同代表FWアントワーヌ・グリーズマンが、日本人に対して差別的な言動をしたとされる騒動を受け、2選手が所属するスペイン1部バルセロナの対応にも厳しい目が向けられている。そんななか、バルセロナがSNSへ投じた反人種差別投稿に対し、海外メディアは「どこか空虚なもの」と指摘。一部の海外ファンからも厳しい声が寄せられた。
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デンベレとグリーズマンは2019年夏にバルセロナのプレシーズンツアーで来日した際、宿舎となっていたホテルの部屋で日本人スタッフの容姿や言葉を侮辱した言動を行った疑惑が持たれている。実際にその映像がSNS上に流出し、海外メディアが報じたことで世界各国で波紋を広げている。
クラブや選手のスポンサーも当然黙ってはおらず、グリーズマンとカードゲームのアンバサダー契約を締結していたコナミは契約解除を発表。また、バルセロナのメインスポンサーである楽天グループ代表の三木谷浩史氏がクラブ側へ正式に抗議する事態にまで発展した。騒動発覚から時間が経過しているものの、バルセロナ側から2選手への処分が明確にされていないところにも厳しい目が向けられている。
そんななか、クラブは公式SNS上に反人種差別を訴える文面を投稿。これは欧州選手権(EURO)決勝のイタリア対イングランド戦で、PKを外したイングランドの3選手が人種差別の標的になった問題を受けてのもので、「PK戦で負けることは、サッカーの一部であり、人生の一部でもあります。人種差別は違います」と記され、PK戦の際にイングランドの選手たちが肩を組み合って並んだ写真が添えられている。
この投稿を受けて、英サッカー情報サイト「Caught Offside」は「メッセージに込められた意味はどこか空虚なものに感じられる」と指摘。記事ではファンの反応にも触れられ、「ただ我々のクラブはまだグリーズマンとデンベレを維持している。偽善だ」「クラブはデンベレとグリーズマンを追い出すつもりですか? 売らないで、クラブから追い出すべき」「グリーズマンとデンベレを取り除こう」「クラブが説教を実践し、グリーズマンとデンベレに罰を」などの声が寄せられたことが紹介された。
デンベレとグリーズマンに関しては現在、バルセロナの財政事情から放出の可能性が噂されているが、2選手に対する処分が煙に巻かれている事実に、ファンは厳しい目を向けていた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)