清水から磐田へ”禁断の移籍”…MF金子翔太が経緯を告白 「ブレイクしたかった」
清水、磐田が異例の合同会見実施、決断に至った思いに言及
J1清水エスパルスからJ2ジュビロ磐田への期限付き移籍が発表されたMF金子翔太のオンライン会見が14日、両クラブ合同で実施された。静岡県内のライバルクラブへ禁断の移籍を決断した経緯について、金子は「もう一度、ブレイクしたい気持ちがあった」と胸の内を明かしている。
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金子は2014年にJFAアカデミー福島から清水へ加入。その後、栃木SCへ育成型期限付き移籍を経て、J2リーグ時代の16年に復帰すると、J1昇格が懸かった第42節・徳島ヴォルティス戦で決勝ゴールを奪い昇格に貢献。18年シーズンには自身初のリーグ戦二桁得点(10ゴール)をマークするなど、清水の主力として活躍してきたが、今季はここまでリーグ戦5試合の出場にとどまり、直近8試合はベンチ入りからも外れていた。
自身のキャリアを振り返っても、18年以降は、1ゴール(19年)、5ゴール(20年)とリーグ戦での結果に物足りなさを覚えていたという金子。今季は「もう一度、ブレイクしたい気持ちがあった」が、シーズン序盤から出番を積み重ねられず悔しい思いをしていた。そんななか、磐田より正式オファーが届き「いろんな方と話す中で必要に感じられたし、熱意を感じた」ため、新天地への移籍を決断した。
カテゴリーは異なるが、静岡県内のライバルクラブへの移籍は極めて異例。その点について、金子は「一般的に言えば、禁断の移籍と言われてもおかしくない。リリースを見て賛否両論あると思います」と認めつつ、「自分自身で決断したし、ライバルクラブと言われているジュビロさんに移籍するとは思ってもいなかったのでどこか不思議な気持ちもありますが、ジュビロさんをJ1に復活させたい」と誓った。
現在J2リーグの首位に立つ磐田は、12試合負けなしと好調を維持。レギュラー争いへ厳しい競争が待ち受けるが、「ポジション争いはジュビロでも覚悟ができているし、自分の力を見せて認めてもらえるように全力でやりたい」と、新天地でのチャレンジへ意気込んだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)