S・ラモス、ムバッペの残留熱望も…古巣移籍の可能性に持論 「あのクラブへ行くべき」
PSGへ新加入のS・ラモス、レアル移籍の噂が絶えないムバッペの去就に言及
レアル・マドリードを退団し、フランスのパリ・サンジェルマン(PSG)へ移籍したスペイン代表DFセルヒオ・ラモスが新たに同僚となるフランス代表FWキリアン・ムバッペの残留を熱望している。スペイン紙「AS」のインタビューで語った。
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ラモスは今年6月いっぱいで2005年から16シーズンに渡って在籍したレアルと契約満了を迎えた。新天地にPSGを選び、ムバッペやブラジル代表FWネイマールを擁するフランス屈指のスター軍団に仲間入りを果たした。すでにオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムやモロッコ代表DFアクラフ・ハキミらの加入が決まっており、さらにACミランを退団したイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ獲得も決定的となっている。
そうしたなかで、エースのムバッペにはラモスの古巣であるレアルへの移籍の噂が絶えないが、ラモスは「私はPSGの選手として彼に残ってほしいと思う。僕は最高の選手とプレーするのが好きで、ムバッペもその世界最高の一人だ」と語り、22歳のストライカーとの共演を望んでいる。
「(ムバッペの残留を説得できるか?)私には分からない。私が退団するか残留するかを決断する時、それは結局、個人的な選択だった。私の場合は家族やスポーツプロジェクトのことを考えていた。ムバッペの頭の中のことまでは分からないよ。彼はとても若いし、違いをもたらしてくれる選手だから私は彼に残ってほしい。PSGは素晴らしいチームだ。私は勝者のスピリットをチームにもたらすことができると思う。それがチームに伝わればいいなと思うよ」
ムバッペ残留を熱望しているラモスだが、その一方でムバッペが将来的にレアルに移籍する可能性についても否定はしなかった。“銀河系軍団”とも称されるレアルは世界最高の選手がプレーすべき場所であるとの持論も展開している。
「(ムバッペがレアルでプレーすることを勧めるか?)もちろんだ。マドリードは世界最高のクラブの一つ。歴史的に見れば、世界最高だ。ビッグプレイヤーはあのクラブへ行くべきだと思う。でも今は自分がいるチームに彼がいてほしい。私は勝ちたい。そのためには最高の選手を味方につける必要があるんだ」
レアルではリーガ・エスパニョーラを5度、UEFAチャンピオンズリーグを4度制するなど数多くのトロフィーを獲得したラモスだが、タイトルへの意欲は全く衰えていない。そして、そのためにはムバッペの力が必要と感じているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)