1アシストの相馬は「先発でも切り札でも心配なく使える」

＜途中出場＞
■板倉　滉（フローニンゲン／DF／←後半18分IN）＝★★★★

　どんな試合展開でも計算できる頼もしい選手。この日もボランチ、センターバックとそつなくこなした。ベンチスタート時は凌ぐ時間帯に、相手のリスタートやクロスへの高さ対応として期待できる。

■前田大然（横浜F・マリノス／FW／←後半18分IN）＝★★★★

　後半31分に三好の素晴らしいお膳立てから迎えた決定機は決めたかった。センターフォワードとしてのプレーに課題を残すが、前線で攻守に動き回りチームを活性化する存在として期待したい。

■相馬勇紀（名古屋グランパス／MF／←後半35分IN）＝評価なし

　短い時間のなかで堂安へ送ったクロスは素晴らしかった。メンタルも強くアグレッシブ。あらゆる能力を備え、3バック時の左ウイングバックでも起用可能なので、先発でも切り札でも心配なく使える1人だ。

■町田浩樹（鹿島アントラーズ／DF／←後半35分IN）＝評価なし

　センターバックとして投入され、その後は左サイドバックへ。プレー機会があまりなく、持ち前の高さでアピールできなかった。

■橋岡大樹（シント＝トロイデン／DF／←後半35分IN）＝評価なし

　右サイドバックに投入されたが、時間が短かったこともありインパクトを残すプレーはなかった。

［PROFILE］
金田喜稔（かねだ・のぶとし）

1958年生まれ、広島県出身。現役時代は天才ドリブラーとして知られ、中央大学在籍時の77年6月の韓国戦で日本代表にデビューし初ゴールも記録。「19歳119日」で決めたこのゴールは、今も国際Aマッチでの歴代最年少得点として破られていない。日産自動車（現・横浜FM）の黄金期を支え、91年に現役を引退。Jリーグ開幕以降は解説者として活躍。玄人好みの技術論に定評がある。