ドルトムントSD、始動日のハーランド不在にジョークで対応 「彼はすでにロンドンだ」
サンチョ放出で高額の移籍金を得たドルトムントは、ハーランドを放出する必要なしか
ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドは、今夏の移籍市場で、UEFAチャンピオンズリーグを制したチェルシーへの移籍が報じられている。チームは2021-22シーズンに向けて始動したなか、ハーランドの姿がなかったことが話題となった。この状況について、スポーツディレクター(SD)を務めるミヒャエル・ツォルク氏は、「彼はすでにロンドンだ」とジョークを飛ばし、今夏の残留を強調した。英紙「メトロ」が報じている。
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ドルトムントは、6400万ポンド(約98億円)の契約解除条項が有効となる来夏まで、ハーランドを手放さない姿勢で一貫している。しかし、ストライカーを探すチェルシーは、プレミアリーグ記録となる高額の移籍金で引き抜きを目指しているようだ。
ハーランドが本来、チームに合流する予定だった始動日に不在だったことで、移籍が実現するのではないかという憶測が広がった。しかし、衛星放送「スカイ・ドイツ」に対して、ツォルクSDは「アーリングは、すでにイングランドだ」と笑い飛ばした。ツォルクSDはドイツ紙「ビルト」にも、「状況は変わっていない。私たちはアーリングを新シーズンの戦力として計算している」と、語っている。
ドルトムントは、今夏の移籍市場でイングランド代表MFジェイドン・サンチョをマンチェスター・ユナイテッドへ売却した。その移籍金は7290万ポンド(約111億円)と報じられており、ドルトムントは経済的にエースを売却する必要性はないという。「メトロ」紙は「最低でも来夏の契約解除金の2倍を支払わない限り、ドルトムントがハーランドを売却することはないだろう」と、200億円近い移籍金が必要になるだろうと伝えている。
なお、チーム始動日に不在だった理由は明らかになっていないハーランドだが、2日目からは予定通りに合流するとされている。
(FOOTBALL ZONE編集部)