「変なライバル感より…」 相馬勇紀、ポジション争いよりも重視するチームの“一体感”
左サイドは相馬、三笘、三好と競争が激しいが、「全員でやろう」という雰囲気を強調
東京五輪に出場するU-24日本代表は、12日に行われたキリンチャレンジカップでU-24ホンジュラス代表に3-1で勝利した。本大会のグループリーグ初戦(22日/南アフリカ戦)まで残す実戦は1試合となったが、MF相馬勇紀(名古屋グランパス)は、周囲へライバル心を抱くのではなく、チームとしての一体感を感じているという。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
6月シリーズでの選考を経て、東京五輪に出場するメンバー18人が決定。その後、コロナ禍の特例措置として登録枠が「22」に拡大となった。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)に参加していた相馬は、チームへの合流が遅れたが、左サイドハーフはホンジュラス戦に先発したMF三好康児(アントワープ)、同じくACLに出場していたMF三笘薫(川崎フロンターレ)、相馬、状況によってはFW前田大然(横浜F・マリノス)も候補と競争の激しいポジションだ。それでも、国を代表して戦う五輪という舞台の特性も含め、キャプテンのDF吉田麻也(サンプドリア)から話があったと相馬は13日のオンライン会見で明かした。
「僕の感覚からすれば、6月の代表活動から変なライバル感より、チームとして頑張ろう、選ばれるのは18人だけど全員でやろうという雰囲気は感じていました。昨日は(吉田)麻也さんから、試合前に『今までは(メンバーに)選ばれることだったかもしれないけど、ここからは代表として戦おう』という言葉がありました」
形式上はポジションを争う“ライバル”の三笘とも、勝利を意識した会話が持てているという。
「チームの和というところで言えば、僕は昨日(のホンジュラス戦)サブだったので、盛り上げること、どういう声掛けをすればいいかと考えた。僕と(三笘)薫などは前からいろいろと書かれていたのは知っていたけど、どっちが出てもタッグでやろうというか、僕が最初に出るなら相手が疲れきるまで仕掛けるし、プレッシャーもかけるとか、逆もそうだし、そういう話ができている。個々の部分とチームの雰囲気と両方を作っていければと思います」
周囲と心を一つにし、持っている力を爆発させる――。相馬の縦横無尽なプレーはチームに勢いをもたらすはずだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)