無観客の東京五輪に落胆…主将・吉田麻也が“本心”吐露 「非常に非常に非常に残念」
ホンジュラス戦後に東京五輪の無観客開催に言及 「非常に残念な決定」
U-24日本代表は12日に行われたU-24ホンジュラス代表との親善試合に3-1で勝利し、東京五輪に向けて好感触をつかむことができた。ヨドコウ桜スタジアムでの試合は上限があったものの、有観客で開催。この試合で先制ゴールを決めたキャプテンのDF吉田麻也は、ゴールを決めた直後にスタンドに向かってガッツポーズを見せ拍手を浴びたが、東京五輪の本大会が無観客で行われることについて問われると、表情を曇らせた。
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ブラジルで開催されたコパ・アメリカ、イングランドで行われたEURO2020の決勝では、スタジアムに多くの観客が入って試合が行われた。だが東京五輪は、ほとんどの会場での試合が無観客で行われる。
これについて吉田は「無観客に関しては、非常に非常に非常に残念です。選手、僕だけではなく他の選手もそう。オリンピックに関わるすべての人にとって、非常に残念な決定だと思います」と、短いながらも強い意志のこもった言葉を発した。
U-24日本代表にとっても、17日に行われるU-24スペイン代表との親善試合が、最後の有観客試合になる可能性が高い。上限を設けて開催される試合に向けて、「お客さんの前でプレーできるチャンスなので、存分に楽しんでもらいたいです。やっぱりスポーツは観客があってこそだなと今日あらためて思いましたし、コパ・アメリカも少ないながらも観客は入っていて、ウェンブリー(でのEURO決勝)やウィンブルドンを見ていると、本当にうらやましいなと思います」と、無念さを滲ませた。
そのスペイン戦を経て、いよいよ五輪本大会を迎えるが、3度目のオリンピックを迎える吉田は「僕個人も良いプロセスを踏めている。ここで気を抜かず、試合の内容にも一喜一憂してもダメ。コンディションと内容の両方が伴わないといけない。次はスペインなので、強いと思うし、準備もしてくると思うので、もう一度良い準備をして戦いたい」と、最善の準備を誓った。
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(FOOTBALL ZONE編集部)