本田に集まる称賛の声 地元番記者はドローのエンポリ戦で7点評価「不可欠な一人」

4-2-3-1システムも復活か

 ACミランのMF本田圭佑は23日、敵地エンポリ戦の後半13分にカウンターから同点弾を決め、2-2のドローに貢献した。今季3得点目と絶好調の男について、イタリアメディアも最大級の評価でたたえた。コンディションの問題でイタリア代表FWステファン・エルシャラウィがスタメンから外れたが、本田、元フランス代表FWジェレミー・メネズ、移籍後初先発初得点を挙げたフェルナンド・トーレスの3人は「不可欠」と絶賛している。
 イタリア高級紙「コリエレ・デラ・セーラ」の番記者、アリアンナ・ラヴェッリ記者は、ドローの試合ながら、本田の奮闘に最高級の評価ともいえる7点を与えた。
「ホンダはいいプレーをした。コンデイションもいい。よく走る。ミランに移籍してきて適応するまで、とても努力した。ミランは攻撃陣にはクオリティーがある。本田、メネズ、トーレスはミランで今最もクオリティーの高い選手。4試合3ゴール。プレシーズンマッチで、バレンシア戦でもTIMカップでも決めている。継続的にゴールを決め、いいプレーをキープしている。インザーギはこのミランでこの前線の3人は欠かせない。だから今日インザーギはシステムを変えた。4-2-3-1で始動した。今後はこのシステムでなければならないと思う。メネズも、トーレスも、本田も、一人も外すことはできない。この3人は試合を決定することができる選手たちだからだ」
 ラヴェッリ記者はインザーギ体制においては、3人のアタッカーがミラン最大の武器であると分析。そして、開幕4戦で3得点と絶好調の本田はゴールのみならず、課題とされていた運動量を克服していることも評価された。さらには、指揮官も4-2-3-1システムへの移行も示唆している。
 28日には、敵地チェゼーナ戦が待っている。番記者は「インザーギは先発させると思う。本田はスタメンでなければならない」と語り、ゴール量産体制に入った本田の開幕5試合連続の先発は地元メディアからも当然視されている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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