東京五輪へ「確実に前進できた」 森保監督、チームの完成度は「まだまだ」も手応え強調

U-24日本代表を率いる森保監督【写真:Getty Images】
U-24日本代表を率いる森保監督【写真:Getty Images】

ホンジュラスに3-1で勝利、選手個々のコンディション調整で成果

 東京五輪の初戦を10日後に控えたU-24日本代表は、12日にU-24ホンジュラス代表と国際親善試合を行った。前半でDF吉田麻也とMF堂安律のゴールで2点をリードした日本だったが、後半は大幅にメンバーを入れ替えたホンジュラスに1点を返された。それでも後半40分には、堂安がこの試合2点目を決め、3-1で勝利を収めている。試合後、森保一監督は「完成度という意味では、まだまだ上げていかないといけない」と語った一方、「ゲーム勘、ゲーム体力を取り戻し、コンセプトが共有できたという点では確実に前進ができた」と手応えも口にしている。

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 本大会で同組に入ったメキシコとの試合を想定した一戦で、日本は前半13分にMF久保建英のFKから、吉田がゴールを決めて先手を取る。さらに同40分には、相手のパスをカットしたDF冨安健洋が味方にパスを預け、左サイドに攻撃参加する。久保からパスを受けた冨安がゴール前にボールを入れるとFW林大地のポストプレーから、最後は堂安が右足でシュートを決めてリードを2点に広げた。後半にはオウンゴールで1点を返されたが、後半40分には途中出場したMF相馬勇紀の折り返しから、堂安が追加点を決めて3-1で勝利を挙げた。

 試合後、森保監督は試合を振り返って「チームが活動をし始めて、選手たちは1カ月くらい試合をしていない選手が多く、なかなか難しい試合でした。このスタジアムにいるサポーターの皆さん、テレビの前で声援を送ってくださった皆さんのおかげで、良い準備ができました」と語った。

 さらに、チームの成熟度を問われると「完成度という意味では、まだまだ上げていかないといけないところはあります。今の状態、選手のコンディションの状態からすれば、強い相手にゲーム勘、ゲーム体力を取り戻し、コンセプトが共有できたという点では確実に前進ができた」と、手応えと課題を語っている。

 そして、本大会に向けては「応援してくださっている皆さんに喜んでいただける結果を出したい。これからも最善の準備を続けてオリンピック本大会に臨みたいと思います」と意気込みを語った。この後、日本は17日にU-24スペイン代表と国際親善試合を行い、22日にはU-24南アフリカ代表との東京五輪本大会の初戦を迎える。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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