U-24日本代表、ホンジュラスに3-1勝利 堂安2ゴールも…後半失速、東京五輪へ課題残す
久保のFKから吉田が先制点、理想的な崩しから堂安が2ゴールも後半は低調な内容
東京五輪に出場するU-24日本代表は、12日に同ホンジュラス代表と国際親善試合で対戦。主将DF吉田麻也が先制点を奪い、MF堂安律が2得点して3-1で勝利した。
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東京五輪を前に組まれた親善試合2試合のうち1試合目は、本大会にも出場するホンジュラスとの対戦。日本と同組に入ったメキシコとは北中米カリブ海予選で戦い、似たスタイルの持ち主だとされる。日本はDF吉田麻也、DF酒井宏樹、MF遠藤航のオーバーエイジ3人が全員スタメンに入った。2列目にはMF久保建英とMF堂安律に加えてMF三好康児が入り、全員が左利きという構成になった。
立ち上がりから日本は猛攻を見せ、前半3分にはDF酒井宏樹のヘディングがわずかに枠を外れた。その後もゴール前のシーンが連発したなか、同13分にフリーキックのチャンスを久保が最終ラインの背後にふわりと浮かせると、タイミングを合わせて入ってきた主将の吉田が丁寧に流し込んで先制に成功した。
その後もホンジュラスに良い形の攻撃を許さず、中盤でのボールカットもあれば最終ラインからの繋ぎもありながら攻め込んだ日本は、1トップに入ったFW林大地にも2つ、3つと決定機が訪れたもののゴールならず。それでも同40分、DF冨安健洋が出足の良いカットから攻撃参加して左サイドから中央にパスを送ると、林が得意のポストプレーでつなぎ、堂安が流し込んで追加点。これで堂安は6月の2試合から3試合連続ゴールとなった。日本が2-0とリードを広げて、ハーフタイムを迎えた。
後半に向けては、森保一監督が試合前日会見で「選手たちに長い時間プレーしてもらうことを、チーム全体で上手くローテーションさせてやっていきたい」とコンディション作りについて話していた日本が交代を行わなかった一方、ホンジュラスは5人を入れ替えた。
後半も攻撃的な試合を展開していた日本だが、ゴール前の精度をやや欠く面があったのは前半と変わらなかった。そして同20分、最終ラインの背後に出られると、そのシュートはGK谷晃生が体に当てたものの、ボールを見失ったところからこぼれ球を触ろうとした冨安に当たったボールがそのままゴールに転がり、オウンゴールで失点。リードは1点に縮まった。
日本は同30分、途中出場のFW前田大然がGKとの1対1を決められなかったが、同40分には左サイドから途中出場のMF相馬勇紀が出したラストパスに堂安が飛び込んでゴール。日本は3-1で勝利し、全体に失点を予感させる場面は少なかったものの、試合内容をスコアに反映するという点で決定力には課題が残った。
この後、日本は17日にU-24スペイン代表と国際親善試合を行い、22日の東京五輪本大会の初戦で南アフリカと対戦する。
(FOOTBALL ZONE編集部)