浦和は“真の強者”になれるか…看過できない現実と「より高いレベル」への鍵
相手の研究を上回り、よりスケールの大きなチームになれるか
ロドリゲス監督は、前半戦の振り返りの時点で「シーズンの途中で新たな選手が加入すれば、チームづくりのプロセスが最初に戻る。新しいチームになるし、新加入の選手たちが入って自動的に機能することはない。彼らがいかにチームに溶け込むか、私たちのポジショナルサッカーにうまく入っていけるかがポイントになる」と話している。そして大分戦後には「より高いレベルの練習でレベルアップして、新加入選手もうまく融合しながら、やっていることを積み重ねてさらに上に行ければと思う」と話した。
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2019年にリーグ戦で残留争いをし、その年末に強化体制が一新された浦和は、翌20年からの「3年計画」を打ち出した。その2年目の今季はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得を目標として、来季にリーグ優勝を目標としている。西野努テクニカル・ダイレクターは、江坂加入時点の記者会見で「そこはブレない」と話していた。
その目標を達成するためには、立て直されてきたチームという状態から、より成熟されたチームへと成長していく必要がある。相手の研究を上回り、よりスケールの大きなチームになれるかどうか、中断期間の過ごし方が大きなカギを握ると言えそうだ。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)
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