「奇跡としか言いようがない」 堂安律、東京五輪で“10番”着用への「責任感」吐露
東京五輪世代を牽引してきた堂安「世代の中心にならないといけない」
東京五輪に臨むU-24日本代表MF堂安律は11日、オンライン会見に臨み、母国開催の五輪で“背番号10”をつけることに対し「奇跡としか言いようがない」と語り、同世代の中心として戦う責任感を明かした。
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静岡県内で5日から始動したU-24代表は、本大会出場国であるホンジュラス(12日/ヨドコウ桜スタジアム)、スペイン(17日/ノエビアスタジアム神戸)との強化試合を控えている。南アフリカとの開幕戦(22日/東京スタジアム)が近づくなか、堂安は「いつも通りの自然体でいられて、すごく良いメンタリティーで過ごせている。コンディションに関しては、少しオフで実戦から遠ざかって、大学生との練習試合はいい機会だった。少しずつ本番に合わせてコンディションを整えてきている」と、調整が順調に進んでいることを強調した。
そして東京五輪に向けて「10番」を与えられたことについて問われると、「母国でのオリンピック開催は生きている間にあるかないかの奇跡で、サッカーは世代という運も重なる。プラスして10番をつけられるのは奇跡としか言いようがない」と胸の内を明かし、「中村俊輔さんはサッカーを始めた頃の10番なので影響も大きいけど、(香川)真司くんの影響が大きい。日本を引っ張ってきた先輩。彼になりたいとは思わないけど、彼のような重要な存在になっていきたい」と、歴代10番の名前を挙げながらチームを引っ張る責任感を語った。
「この世代で、U-16やU-17から活動していろいろな監督にもコンスタントに呼んでもらった。それを知っている選手としては、世代の中心にならないといけない責任感がある」
会見のなかで何度も「責任感」という言葉を口にしていた堂安。東京五輪世代を牽引してきたプライドを胸に、勝負の本大会で輝きを放てるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)