“トップ下”を探すミラン レアルMFイスコ獲得に動くも…年俸“11.7億円”要求で難航か
チャルハノール退団で補強が急務、イスコ側は2.6億円増額の年俸を要求と報道
イタリア・セリエAの名門ACミランは、昨季の攻撃を支えた“10番”であるトルコ代表MFハカン・チャルハノールが退団したことで、トップ下探しが来季に向けた移籍市場の課題になっている。スペインの強豪レアル・マドリードから元スペイン代表MFイスコの獲得を狙っているが、課題は年俸の捻出にあると、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
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ミランは昨季、スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチの影響力に加え、ミランでついに本領を発揮した感のあるチャルハノールの存在が攻撃面で大きかった。しかし、主力の多くに契約延長問題を抱えたミランにとって、この2人も例外ではなく、イブラヒモビッチとは契約延長に合意したものの、チャルハノールは“ゼロ円移籍”で、あろうことか同じミラノのライバルであるインテルに移籍した。
そのミランは、昨季レアルからの期限付き移籍でプレーしていたMFブラヒム・ディアスと先日、もう1シーズンの期限付き移籍延長で合意にたどり着いた。レポートでは、その際にミランからはレアルに対してイスコの獲得を打診。2022年夏までの契約になっているイスコの放出に、レアルも抵抗は示していないという。
しかしながら、クラブ間交渉に比べて選手との合意を取り付けるのは非常に難しいようだ。イスコはミランに対し、レアルで受け取っているものから200万ユーロ(約2億6000万円)の増額となる900万ユーロ(約11億7000万円)の年俸を要求。このままでは交渉の入り口に辿り着くのも難しいという。
一方で、イタリアでは外国籍選手に対して有利な税制があるため、手取り金額が同じなら他国と比較してクラブの負担は小さい。それが近年、セリエAに高額年俸選手が増えつつある背景にもなっているが、トップ下がどうしても必要なミランはイスコに対してどこまでの条件を提示することになるのだろうか。これからも、多くの名前が浮上するポジションになりそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)