「凄まじいパス」 コロンビアGKが“50m超パントキック”…7秒カウンター弾を海外称賛

2ゴールを奪ったコロンビア代表24歳FWルイス・ディアス(ポルト)【写真:AP】
2ゴールを奪ったコロンビア代表24歳FWルイス・ディアス(ポルト)【写真:AP】

コパ・アメリカ3位決定戦、コロンビアGKバルガスがディアスの1点目をアシスト

 コロンビア代表は現地時間9日、コパ・アメリカ(南米選手権)の3位決定戦に臨み、点の取り合いの末に3-2で勝利した。この試合で輝きを放ったのが、2ゴールを奪った24歳FWルイス・ディアス(ポルト)。後半アディショナルタイムに決勝点を奪いヒーローとなったなか、後半21分の1点目はGKカミーロ・バルガス(アトラス)の50m超パントキックから生まれており、海外メディアも「輝かしいアシスト」「凄まじいパス」などと称えている。

 準決勝でアルゼンチンにPK戦の末に敗れたコロンビアは、中2日の過密日程でペルーとの3位決定戦に臨んだ。前半終了間際に先制点を許すも、後半4分にMFフアン・クアドラード(ユベントス)がペナルティーエリア手前右サイドの位置でのFKで、3枚の壁の間を通す一撃でニアサイドを破って同点に追いついた。

 勢いに乗るコロンビアは同21分、電光石火のカウンターから勝ち越し点を奪う。GKバルガスが自陣ペナルティーエリア内でボールをキャッチすると、すぐに前線左サイドへ向けて左足でパントキック。鋭いボールは動き出していたディアスに向かって一直線で飛ぶと、24歳FWは2バウンド目で右肩を使い、寄せてきていた相手DFの鼻先で巧みに前方へトラップ。縦へさらに加速すると、ペナルティーエリアに差しかかったところで相手GKの位置を見極めてファーサイドへシュートを流し込んだ。

 バルガスのキックからゴールまで、わずか約7秒という完璧なカウンターアタックに海外メディアも反応。ラテンアメリカのスポーツ専門チャンネル「DirecTV Sports」公式ツイッターは「カミーロ・バルガスの輝かしいアシスト」と称えると、衛星放送「ESPN Fútbol Colombia」公式ツイッターも「カミール・バルガスはルイス・ディアスへの凄まじいパスで再びリードした」と称賛した。

 コロンビアはその後、同点に追いつかれるものの、後半アディショナルタイム4分にディアスが豪快なミドルシュートを突き刺し3-2と劇的な勝利。今大会5試合4ゴールと輝きを放ったストライカーと、電光石火のカウンターアタックを発動した守護神の正確無比なパントキックに賛辞が送られていた。

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