仏連盟会長、デンベレ&グリーズマンの差別疑惑騒動に言及 「彼らは心ある選手」
ル・グラエ会長、フランス代表の主力2選手による騒動に母国メディアで見解
スペイン1部バルセロナに所属するフランスFWウスマン・デンベレと同代表FWアントワーヌ・グリーズマンが、日本人に対して差別的な言動をしたとされる騒動の余波が拡大しているなか、仏メディアはこの一件に対する同国サッカー連盟のノエル・ル・グラエ会長のコメントを掲載。2選手の人柄を踏まえ「胸が痛くなる」と語っている。
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今回の騒動は英紙「デイリー・メール」などが報じたもので、2019年夏にバルセロナのプレシーズンツアーで来日した際のものと見られる映像がSNS上に流出したのが発端。宿舎となっていたホテルの部屋でデンベレとグリーズマンが日本人スタッフの容姿や言葉を侮辱した言動が収められていたとして、世界各国で波紋を広げている。
クラブや選手のスポンサーも当然黙ってはおらず、グリーズマンとカードゲームのアンバサダー契約を締結していたコナミはアンバサダー契約の解除を発表。また、バルセロナのメインスポンサーである楽天グループ代表の三木谷浩史氏がクラブ側へ抗議表明し、バルセロナ側も謝罪声明を発表する事態にまで発展した。
この騒動は世界中で報じられ、余波は拡大の一途を辿っているなか、フランスメディア「Foot Mercato」は同国紙「ル・フィガロ」へ語られたル・グラエ仏連盟会長のコメントを掲載。デンベレとグリーズマンのパーソナリティを踏まえ、この一件に対する見解を明かしている。
「これは2年前に遡るものだが、ビデオは見たことがなかった。アントワーヌ・グリーズマンのことを思うと、この少年の優しさが伝わってくるし、ウスマン・デンベレも同じだ。彼らは心のある選手であり、オープンで、献身的であり、このビデオが与えようとしているイメージとはかけ離れている。彼らのことを思うと胸が痛くなる」
差別疑惑の発覚により、非難を浴びたフランス代表の主力2選手。所属クラブをも巻き込んだこの問題は今後、どのように進展していくのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)