アルゼンチンの若きエースを五輪で見られない!? 本人はリオ行きを熱望もユベントスが断固拒否

クラブ側に招集に応じる義務は発生せず

 前回の2012年ロンドン五輪では、FIFA理事会により「五輪男子本大会代表に選出された“23歳以下の選手”の代表招集をクラブ側は拒否できない」という特別決議がなされた。そのため、オーバーエージ枠でない限りは各国の代表チームはある程度まで自由に選手を選考できた。しかし、今回は同理事会により「クラブ側が代表招集に応じる義務はない」との確認がされており、有力選手は23歳以下であっても招集が難航することが予想される。大会を22歳で迎えるディバラについても、代表チーム側に強制力は発生しない。

 開催国ブラジルも、FWネイマールのオーバーエージ枠での招集を巡ってバルセロナとブラジルサッカー連盟の間で駆け引きが行われた結果、南米選手権での招集を見送り、自国開催の五輪へ出場という決着を見た。しかし、アルゼンチンの若きエースによるリオ五輪出場には、大きな障害が残っているようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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