イングランド代表20歳MF、華麗なバックヒールパスに脚光 「過小評価されている」
フォーデン、華麗なテクニックでグリーリッシュにパスを供給
イングランドは7日に行われた欧州選手権(EURO)準決勝デンマーク戦で、延長戦の末に2-1で勝利し、史上初の決勝進出を決めた。決勝点となったPK判定に疑惑の目が向けられている一方で、大会公式インスタグラムは21歳のMFフィル・フォーデンの華麗なテクニックにスポットライトを当てている。
悲願のEURO初制覇を目指すイングランドは、準決勝でデンマークと対戦。前半30分に直接フリーキックを決められ先制を許すも、その9分後にFWブカヨ・サカのクロスがオウンゴールを誘発し、試合を振り出しに戻す。その後も果敢に相手ゴールに迫りながら追加点を奪えず、試合は延長戦へ突入する。
すると延長前半12分、右サイドの深いところからペナルティーエリア(PA)内にドリブルで侵入したFWラヒーム・スターリングが倒されてPKを獲得する。これをFWハリー・ケインが、一度はGKにセーブされながらも、こぼれ球を押し込んで勝ち越しに成功。2-1のまま試合は終了し、イングランドがEURO史上初の決勝進出を決めた。
決勝点となったPK判定に関しては、スターリングがPA内で倒されているようにも見えるが、スロー映像を見るとデンマークDFヨアキム・メーレの足が触れているかは微妙なところで、見方によっては”ダイブ”とも捉えられ、疑惑の目が向けられている。
一方で、EURO公式インスタグラムは、「スキル・オブ・ザ・デイ(最優秀スキル)」として、フォーデンの軽快な足技にフォーカスした。
イングランドが敵陣に攻め込んだ際、左コーナー付近のフォーデンの元へ浮き球のボールが飛ぶ。21歳のアタッカーは冷静に落下点に入ると、小さくジャンプしながらノールツクで左足ヒールパスを繰り出し、途中出場のMFジャック・グリーリッシュにつなげた。
「フィル・フォーデンは華やかにジャック・グリーリッシュを見つけた」
この投稿には、海外ファンからは「フォーデンは過小評価されている」「クラック」「スムーズ」といった純粋にテクニックを称える声も上がっているが、「泥棒」などと“疑惑の判定”を揶揄するコメントが多い状況になっている。