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FA杯優勝もファン・ハール解任は至極当然? 今季のデータに潜むマンUの凋落ぶり
今季で終焉を迎えたファン・ハール政権
マンチェスター・ユナイテッドは23日、ルイス・ファン・ハール監督の解任を発表した。3年契約を1年残した段階でクラブが解任に踏み切った最大の理由は、2年間で500億円もの大型補強を敢行しながら、成績が振るわなかったことが挙げられるだろう。今季はFA杯で就任後初タイトルを獲得したものの、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではプレミア勢で唯一となるグループステージ敗退。リーグ戦でも早々に優勝戦線から脱落すると、最終的に5位でシーズンを終え、来季CL出場権を逃した。
だが、2014年ブラジル・ワールドカップでオランダ代表を3位に導き、その豊富な経験を買われて”赤い悪魔”の再建を託されたファン・ハール監督がクラブから見放された理由は、トップ4を逃したことだけではなさそうだ。英メディア「スカイ・スポーツ」が、今季のユナイテッドが残した攻撃面のデータを紹介している。
20チームが鎬を削るプレミアリーグで、今季のユナイテッドが奪ったゴール数は46。これは20チーム中11位と、リーグ5位のチームとしては物足りない数値となっている。さらにシュート総数418本は16位、枠内シュート数も139本で15位と、優勝を狙うビッグクラブとは到底思えぬ順位となっていた。これらの数値を見るだけでも、今季のユナイテッドにゴールへ向かう積極性が欠如していたことは明らかだ。