痛恨の連敗… トゥーロン予選敗退危機も手倉森監督は「ポルトガルに仕掛けながら戦えた」と収穫強調
無得点にも積極性を評価 「前への姿勢は高まった。ブレずにやるだけ」
U-23日本代表は23日のトゥーロン国際大会第2戦となるポルトガル戦に0-1で敗戦。パラグアイ戦に続く連敗を喫した手倉森誠監督だが、ポゼッションに優れる相手に圧力をかけた攻撃面を収穫に挙げた。
ゴールが遠かった。後半23分、MF野津田岳人(新潟)の決定的なシュートが枠を外れると、地面を叩いて悔しがった。40分ハーフの変則マッチの終わりを告げるホイッスルを聞いた手倉森監督は、強風に髪をなびかせた。
「勝てなかったですね。世界との戦いの途上中で、選手は求めていることを意識している。パラグアイ戦よりも内容、前への姿勢は高まった。ブレずにやるだけ」
指揮官は潔く負けを認めた。連敗スタートとなったことで早くもグループリーグ突破は絶望的になったが、国際経験のないチームにとっては成長段階と認めた。
「ポゼッションに長けるポルトガルに仕掛けながら戦えた。悔しさは重要なエネルギーになる。結果はついてこなかった。1戦目よりは少し向上できた」
初戦のパラグアイ戦ではDF岩波拓也(神戸)、亀川諒史(福岡)という最終ラインに故障者が出るトラブルもあった。グループリーグは残り2試合。悔しさをバネに、8月のリオデジャネイロ五輪まで一歩でも前進したいところだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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