中国、現代表“最年少FW”が日本に言及 「海外組が多く、監督の選択肢が増える」
「最終予選の相手はいずれも強い」としつつ、本大会出場に死力を尽くすことを宣言
中国(FIFAランク77位)は2022年カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で日本(同28位)、オーストラリア(同41位)、サウジアラビア(同65位)、オマーン(同80位)、ベトナム(同92位)と同組となった。現代表では最年少メンバーとなるFWジャン・イーニン(北京国安)は、「日本は海外組が多く、監督の選択肢が増える」と語っている。中国のスポーツ紙「タイタン・スポーツ」が伝えた。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
最終予選は9月2日に開幕し、来年3月29日の最終節までホーム&アウェー方式の10試合で争われる。アジアの出場枠は開催国カタールのほかに「4.5」で、各組上位2チームがW杯出場権を獲得。3位チームはプレーオフに回り、勝者が大陸間プレーオフに臨み最後の1枠を懸けて争う。国際サッカー連盟(FIFA)が発表したランキングでアジア最上位となり、イランとともにポット1に入った日本は、2018年ロシアW杯の最終予選でも戦った強豪オーストラリア、サウジアラビアとグループBで同居。そしてポット4からは、FWエウケソンらを帰化させて強化している中国が入った。
記事によれば、リー・ティエ監督が率いる現代表では23歳以下の選手がおらず、最年少が24歳のジャン・イーニン。フィテッセ(オランダ)、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(イングランド)、ブレーメン(ドイツ)、ADOデン・ハーグ(オランダ)と渡り歩いてきたストライカーは、指揮官の印象についてこのように語っている。
「(リー・ティエ)監督は慎重に物事を行う人物。非常に真面目な人だと思う。ピッチ上ですべてを注ぎ、全員がお互いのために走る。犠牲心はサッカーで最も重要なことだ」
ジャン・イーニンは、強敵・日本について言及するとともに、メディアから挑発を受けたベトナム代表撃破にも自信を見せているという。
「日本は海外組が多く、監督の選択肢が増える。彼らはベトナムを倒すだろう。我々はほかのグループと比較して、移動の負担が少ない。最終予選の相手はいずれも強いだけに、全試合が重要だと思ってプレーしないといけない。死力を尽くすだけだ」
2002年の日韓大会以来となるW杯出場を目指す中国。最終予選に向けて選手たちの士気も高まっているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)