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守護神がPK3本セーブ! 死闘制したアルゼンチン、コパ・アメリカ決勝で宿敵ブラジルと激突へ
1-1でもつれ込んだPK戦に3-2で勝利、コロンビアを破って決勝進出
コパ・アメリカ(南米選手権)準決勝のアルゼンチン対コロンビアが現地時間6日にブラジリアで行われ、90分を戦い1-1の同点。勝負はPK戦に委ねられ、GKエミリアーノ・マルティネスがシュート3本を止める活躍を見せて3-2で勝利し、2大会ぶりの決勝進出を果たした。
前日に行われた準決勝のもう1試合では、開催国のブラジルがペルーを1-0で破り決勝に進出。10日に行われる決勝の相手を決めるべく、強豪アルゼンチンとコロンビアが激突した。
序盤にリズムを掴んだのは、絶対的エースのFWリオネル・メッシを擁するアルゼンチンだった。前半4分に右サイドからメッシがチャンスメイクすると、クロスをFWニコラス・ゴンサレスがヘディングシュートで狙うも、シュートはゴール左へ。勢いに乗るアルゼンチンはその3分後、MFジオバニ・ロ・チェルソの縦パスをエリア内に走り込んだメッシが受けると、巧みなターンから折り返し、最後はFWラウタロ・マルティネスが右足で流し込み、幸先良く先制した。
一方、開始早々に1点を追う形となったコロンビアは、失点直後の同8分にMFフアン・クアドラードが決定的なシュートを放つと、徐々にリズムをつかんでいく。同37分にはMFウィルマル・バリオスの強烈なミドルシュートが右ポスト直撃、直後のセットプレーからDFジェリー・ミナが打点の高いヘディングシュートを放つとシュートはクロスバーに弾かれた。
アルゼンチンも同44分、左CKからゴンサレスが決定的なヘディングシュートを放つがコロンビアGKダビド・オスピナが好セーブ。アルゼンチンの1点リードで後半を迎えた。
1点を追うコロンビアは、ハーフタイムに一気に3枚替え。攻撃的な采配で再び流れを引き寄せると、後半16分、自陣でのFKから一気にアルゼンチン陣内へ縦パスを送ると、FWルイス・ディアスが相手DFに走り勝ち、最後はゴールライン付近から倒れ込みながら執念の同点ゴールをねじ込んだ。
1-1となったことでアルゼンチンベンチも動き、同22分にMFアンヘル・ディ・マリアを投入。すると同28分、抜け出したディ・マリアが相手GKオスピナもかわしてラウタロに決定的なパスを送るも、これを外してしまう。さらに同36分、ディ・マリアのスルーパスからメッシが左足を振り抜いたが、シュートは左ポストに嫌われた。
その後もお互い攻め合うもゴールを奪えず、勝負はPK戦へ。先攻のコロンビアはクアドラードが、後攻のアルゼンチンはメッシがそれぞれ1人目として登場し成功。だが続くコロンビアの2人目を務めたDFダビンソン・サンチェスのシュートはGKエミリアーノ・マルティネスがセーブ、アルゼンチンのMFロドリゴ・デ・パウルもゴール上に失敗してしまう。
その後、アルゼンチンGKマルティネスは3人目のミナのシュートもストップ。4人目を終えてアルゼンチンが3-2とリードしたなか、コロンビア5人目のMFエドウィン・カルドナのシュートもマルティネスが3度目のセーブを見せてアルゼンチンが勝利した。
これで2大会ぶりの決勝進出となったアルゼンチン。決勝ではFWネイマールらを擁する宿敵ブラジルと激突する。
(FOOTBALL ZONE編集部)