PSG、インテルから22歳DFハキミを移籍金78億円で獲得 会長「世界最高レベルの才能」
インテルのセリエA優勝に貢献もわずか1年で売却、経営悪化も影響か
フランスの強豪パリ・サンジェルマン(PSG)は、現地時間6日にモロッコ代表DFアクラフ・ハキミの獲得と、2026年6月末までの契約を結んだことを正式に発表した。
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ハキミは昨季のイタリア王者インテルからの獲得になった。インテルは昨年夏、ドルトムントでプレーしていたハキミを、保有権を持つスペインの強豪レアル・マドリードから獲得して5年契約を結んでいたが、オーナーでもある中国の家電大手、蘇寧グループが新型コロナウイルスの影響もあり経営が悪化。レアルへの移籍金が不払いになっているという噂もあるなか、優勝にも大きく貢献したハキミを1年で放出することになった。
PSGは移籍金などの詳細をリリースに含めていないが、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者はツイッターに「インテルへ支払われる移籍金は6000万ユーロ(約78億円)、それに加えて800万ユーロ(約10億円)の達成が難しくない成果ボーナスと、300万ユーロ(約4億円)の達成が難しい成果ボーナスの条項がある」と投稿している。
ハキミは加入にあたり「PSGは世界で最も権威のあるクラブの一つ」と話し、ナーセル・アル=ヘライフィー会長は「この契約は私たちの野心を示すもの。彼は世界最高レベルの才能を持つ22歳のDFという地位をすでに確立している」とした。
2年連続でビッグクラブからビッグクラブへの移籍となったハキミは、PSGの野望であるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇の力になることができるだろうか。
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