インザーギ監督がドローを悔やむも今季3点目の本田ら攻撃陣に絶大な信頼 「きっとゴールできると思っていた」
指揮官「逆襲への素晴らしい反応があった」
ミランは前半41分、チェルシーから2年間の期限付きで加入し、この日初先発となったFWフェルナンド・トーレスがヘディングで移籍後初ゴール。1点を追う展開で前半を折り返したが、インザーギ監督には巻き返す自信があったようだ。1-2で迎えた後半について質問された指揮官はこう答えている。
「エンポリはホームでとても力強いスタートを切った。コンパクトになるように、と指示していたが、我々の前線のクオリティーなら、きっとゴールできると思っていた。失点してから、逆襲への素晴らしい反応があったことをポジティブに受け止めよう。選手たちは全力を尽くしている」
後半13分には本田がDFアバーテからのパスを受けると、左足一閃。ゴール右隅に同点弾を決めた。指揮官が予期していた通り、攻撃陣がきっちり結果を出した。
本田は開幕4試合3得点と絶好調。現役時代に世界屈指のストライカーとして絶大なゴール前の嗅覚を誇ったインザーギ監督の“イズム”が乗り移ったかのようにゴールを量産している。結果は2-2のドローだったが、本田、元仏代表ジェレミー・メネズ、トーレスらアタッカー陣は指揮官の絶大な信頼を手にしていた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
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