楽天の三木谷氏、日本人差別疑惑でバルサへ抗議表明 スペイン紙報道「グリーズマンは謝罪」
グリーズマンは個人的にコンタクトを取って謝罪し、デンベレもそれに続くと現地紙指摘
スペインの名門バルセロナのスポンサーを務める楽天グループ代表の三木谷浩史氏は6日、自身の公式ツイッターを更新。バルサに所属するフランスFWウスマン・デンベレと同代表FWアントワーヌ・グリーズマンが、日本人に対して差別的な言動をしたとして大きな騒動となるなか、「このような発言は、どのような環境下でも許されるものではなく、クラブに対して正式に抗議すると共に見解を求めていきます」と綴った。スペイン紙「スポルト」によると、グリーズマンは三木谷氏にコンタクトを取って謝罪したという。
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今回の騒動は英紙「デイリー・メール」などが報じたもので、2019年夏にバルセロナのプレシーズンツアーで来日した際のものと見られている。SNS上に流出した動画では、宿舎となっていたホテルの部屋でデンベレとグリーズマンが日本人スタッフの容姿や言葉を侮辱した言動が収められていたとして、世界各国で波紋を広げている。
こうした状況を受けて、2017年からバルサのスポンサーとなっている楽天グループ代表の三木谷氏が、6日にツイッターで声明を発表。「FCBの選手が差別的発言をした事について、クラブのスポンサーまたツアーの主催者としてとても残念に思います」と記したうえで、「楽天はバルサの哲学に賛同し当クラブのスポンサーをしてきただけにこのような発言は、どのような環境下でも許されるものではなく、クラブに対して正式に抗議すると共に見解を求めていきます」と、クラブに対して抗議することを表明した。
スペイン紙「スポルト」は、「グリーズマンは楽天のCEOにすでに謝罪」との見出しで、スペインのラジオ局「RAC1」が伝えた内容を紹介している。
「アントワーヌはすでに個人的に楽天のCEOミキタニとコンタクトを取り、動画について謝罪した。デンベレも数時間以内に問題を解決すべく、同様のことを行う予定だ」
記事によれば、グリーズマンは三木谷氏にコンタクトを取って謝罪し、デンベレもそれに続く見込みだという。一連の内容は世界の各国メディアでも報じられており、事態の行方に注目が集まっている。