マンC2選手の東京五輪“招集拒否”をペップ明言 「夏には一つのトーナメントで十分」
U-24スペイン代表へのトーレスとロドリの招集を拒否したとグアルディオラ監督が明かす
イングランド・プレミアリーグ王者マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督は、自クラブのMFフェラン・トーレスとMFロドリの東京五輪スペイン代表への招集を拒否したことを明らかにし、他の選手にも過密日程を理由に「プレーしないことを勧める」と、スペインTV局「カタロニア・TV3」で語っている。
東京五輪に臨むU-24スペイン代表には、現在開催中の欧州選手権(EURO)にも出場している選手が含まれている。東京五輪世代のトーレスと、オーバーエイジ枠での招集が見込まれたロドリもそれに該当するが、指揮官は最終的にはクラブの意思として、両選手の招集を拒否したと明らかにした。
また、トーレスはこの決定に対して「何か主張はしなかった。受け入れなければいけない。シーズンは長く、選手に休息が必要なのは真実だ。僕たちはEUROという最高に美しい経験をしていて、それから休暇が来る」とコメントしたと、英紙「マンチェスター・イブニング・ニュース」が報じていた。
グアルディオラ監督は「夏には一つのトーナメントで十分だ。2人はEUROに出た。五輪に出られたかもしれないが、行かない」として、代表関係の国際大会へのダブル出場は負担が大きすぎると話した。
そのうえでグアルディオラ監督は、「選手たちにはプレーしないことを勧める」と話した。スペインの五輪代表に関しては、国内クラブには招集に応じる義務があるものの、国外クラブはその限りではない。今回の場合は、バルセロナのMFペドリらが招集されており、EUROと東京五輪のダブル出場となる可能性がある。
EUROは7月11日に決勝戦が行われる。東京五輪サッカーの男子は7月22日に初戦を迎え、その前の17日にU-24スペイン代表はU-24日本代表と親善試合を戦う。