若手アタッカー陣に“ズラタン流”を伝授か

　アヤックス時代に強化部長を務めていたユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督と犬猿の仲だったというイブラだが、天敵は解任となることが濃厚。2008年のインテル時代に共闘し、信頼関係を築いたジョゼ・モウリーニョ氏が新監督としてやってくるとレポートされている。

　今季ファン・ハール政権で5位に終わったユナイテッドだが、光明は若手アタッカーの出現だ。アンソニー・マルシアル、ジェシー・リンガード、マーカス・ラッシュフォードといった10代後半から20代前半の選手たちが台頭した。彼らに“ズラタン流”が伝授されるとなれば、向こう10年近くに渡って大きな財産にもなり得る。

　34歳にしてキャリアのピークを継続する唯我独尊のカリスマはモウリーニョ監督の腹心として、文字通りピッチ上の監督としてタクトを振るう。来季の欧州チャンピオンズリーグ出場権を逃したユナイテッドにはこの上ないカンフル剤になりそうだ。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images