日本サッカーに挑戦した「先駆者の1人」 “神様”ジーコ、東京五輪聖火リレーに母国注目

鹿島テクニカルディレクターを務める元ブラジル代表MFジーコ氏【写真:Getty Images】
鹿島テクニカルディレクターを務める元ブラジル代表MFジーコ氏【写真:Getty Images】

ジーコ氏の五輪聖火リレー参加に母国ブラジルメディアが反応

 東京五輪の聖火リレーが4日に茨城県で行われ、J1鹿島アントラーズで活躍し、現在は同クラブのテクニカルディレクターを務める元ブラジル代表MFジーコ氏が、聖火ランナーの1人を務めた。自身の公式インスタグラムで「人生で忘れられない1日」との思いを綴ったなか、母国ブラジルメディアが反応し「日本のアイドル、ジーコがオリンピックの聖火リレーに参加」と伝えている。

 茨城県内を走行する聖火ランナーに、ジーコ氏のほか、鹿島OBで元日本代表MF中田浩二氏(現鹿島クラブ・リレーションズ・オフィサー)、元日本代表MF本田泰人氏、元日本代表DF名良橋晃氏、元日本代表FW鈴木隆行氏の「ジーコ&レジェンズ」が参加。トーチを掲げたジーコ氏を先頭に、5人がカシマスタジアム隣にある「ジーコ像」の前に到着した際には、拍手で迎えられた。

 現役時代に“サッカーの神様”と呼ばれたジーコ氏は同日、自身の公式インスタグラムを更新。「人生で忘れられない1日」と綴り、「日本サッカーの発展に尽力してくれた日本人の皆さんに敬意と感謝の意を示したい」との思いを記していた。

 これに母国ブラジルのメディアも反応。「METROPOLES」は「日本のアイドル、ジーコがオリンピックの聖火リレーに参加」と写真付きで報じると、ジーコ氏がSNSに記した文面を紹介したうえで日本での功績を振り返っている。

「ジーコは日本のサッカーに挑戦したブラジル人先駆者の1人だった。鹿島アントラーズのスターとして1991年から1994年まで活躍し、日本サッカーの発展に貢献。彼は多くのゴールとカップを掲げて、魅力的なサッカーチームを率いた」

 現在も鹿島のテクニカルディレクターとして、ブラジル人選手の獲得に影響を及ぼすなど「今日まで成功が認められている」と紹介。母国が生んだスーパースターが、日本と長年にわたって相思相愛の関係であることを伝えていた。

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