メッシの圧巻パフォーマンスに代表監督も感嘆 「称賛されるのにうんざりしている」

アルゼンチンFWリオネル・メッシ【写真:AP】
アルゼンチンFWリオネル・メッシ【写真:AP】

3日のコパ・アメリカ準々決勝エクアドル戦で全3ゴールに絡む活躍

 アルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、現地時間3日に行われたコパ・アメリカ(南米選手権)準々決勝エクアドル戦(3-0)で直接FK弾を含めて1ゴール2アシストと全得点に絡む活躍でベスト4進出に貢献。指揮官も「歴代最高の選手」と称している。オランダのサッカー雑誌「Voetbal International」が報じた。

 1993年大会以来の優勝を目指すアルゼンチンは、序盤からエクアドル陣内へ攻め込むものの、メッシのシュートがポストを叩くなどチャンスを決め切れない展開が続いた。それでも前半40分、メッシの絶妙なアシストからMFロドリゴ・デ・パウルが右足でゴールを決めて先制する。

 さらに1-0でリードして迎えた後半39分には、MFアンヘル・ディ・マリアが高い位置でプレスをかけ、そのこぼれ球を拾ったメッシのパスから最後はFWラウタロ・マルティネスが加点。そしてトドメを刺したのはメッシだった。ペナルティーエリアからわずかに外側で獲得したFKの場面で左足を一閃すると、豪快な一撃をゴール右上へと突き刺した。

 アルゼンチンは7大会連続ベスト4進出となったなか、チームを率いるリオネル・スカローニ監督は試合後の記者会見で、34歳の絶対的エースを手放しで称賛している。

「彼は日々称賛されるのにうんざりしているかもしれない。すべてのサッカーファンにとってベストなのは、彼のようなスターができるだけ長くサッカーを続け、我々がそれを楽しむことだ。対戦相手でさえ、彼のプレーを楽しんでいる。ここにいる歴代最高の選手について話している。ネイマールは同じレベルに到達するかもしれないが、メッシのことを覚えておく必要がある」

 バルセロナと契約満了となり、無所属になったことがフォーカスされがちだが、周囲の雑音をかき消す圧巻のパフォーマンスを続けている。

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