二冠制覇と二桁ゴール 充実の欧州2季目を過ごした南野が描くリオへの青写真
視線はすでに新シーズンへ
「自分たちの力がどこまで通用するか、ヨーロッパの国を相手に試したいです。何かをつかんで帰りたいなと思います。自分は攻撃の選手なので、ゴールだったり、アシストで貢献したいです。いよいよ(五輪メンバー入りへの)競争が激しくなってきているので、大会を通じてアピールしたい。チームとしても、ヨーロッパ相手にどこまで戦えるか。しっかり何かをつかみたいです」
初戦パラグアイ戦で敗戦(1-2)した日本は23日にポルトガル、25日にギニア、27日にイングランドと戦う。特にポルトガル、イングランドといった欧州勢との戦いでは、オーストリアの地で鍛えられた南野が決定的な仕事ができるかがカギとなる。また今大会で活躍すれば南野自身、各国クラブからの注目度が高まるのも間違いない。
「トゥーロンの後、2週間は休みをもらっています。ただ、すぐCL(UEFAチャンピオンズリーグ)予選があるので。始まったら、あっという間だと思う」と、南野は来シーズンにもすでに目を向けている。リオ五輪で輝くために、そして欧州でさらなるステップアップを果たすために――端正な顔立ちのアタッカーは自身の価値を高めるため、トゥーロンの地で全力を尽くすつもりだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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