中国サッカーを知る元Jリーガー、W杯予選日本戦に見解 「両者の差は想像ほど大きくない」

日本は中国と同グループに決まった【写真:©JFA & Getty Images】
日本は中国と同グループに決まった【写真:©JFA & Getty Images】

日本と中国でプレー経験のある楽山孝志氏が中国メディアで見解

 2022年カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の組み合わせ抽選会が1日に行われ、7大会連続の本大会出場を目指す日本はグループBに入り、オーストラリア、サウジアラビア、中国、オマーン、ベトナムとの対戦が決まった。現在、中国でサッカースクールを設立して指導をしている元Jリーガーは、「日本は中国の発展と進歩に驚くでしょう」と語っているという。中国のスポーツ専門メディア「SPORTSCN」が報じた。

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 最終予選は9月2日に開幕し、来年3月29日の最終節までホーム&アウェー方式の10試合で争われる。アジアの出場枠は開催国カタールのほかに「4.5」で、各組上位2チームがW杯出場権を獲得。3位チームはプレーオフに回り、勝者が大陸間プレーオフに臨み最後の1枠を懸けて争う。国際サッカー連盟(FIFA)が発表したランキングでアジア最上位となり、イランとともにポット1に入った日本は、2018年ロシアW杯の最終予選でも戦った強豪オーストラリア、サウジアラビアとグループBで同居。そしてポット4からは、FWエウケソンらを帰化させて強化している中国が入った。

 2003年~09年までJリーグのジェフユナイテッド千葉やサンフレッチェ広島に所属し、中国でも3年間プレーしたMF楽山孝志氏は、2014年に現駅引退後は深圳に子ども向けのサッカースクールを設立して指導しているが、2004年のアジアカップ決勝以来、中国と日本が主要な国際大会で対戦していない点を踏まえ、下馬評ほど中国の一方的な劣勢ではないと持論を展開している。

「多くの人は、中国の男子サッカーは満足のいく結果を残せていないと感じている。一方で、日本は世界での地位を獲得している。ただ、私の意見としては両者のギャップは想像したほど大きくはない。長い間、直接対戦していないのはチャンスだと思う。日本は中国の発展と進歩に驚くでしょう。中国の戦術は守ってからのカウンター攻撃になる。リー・ティエ監督就任後、チームとしての守備力は大幅にアップした。ボールを奪い、反撃すれば日本も苦しむでしょう。ゴールを奪ったら、勝敗を予想するのは難しい」

 中国とは9月7日の最終予選第2節、来年1月27日の第7節で対戦予定となっている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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