「残忍な空手キック」 ブラジル代表FW、“飛び蹴り”退場劇の反響拡大「酷いタックル」

退場したブラジル代表FWジェズス【写真:Getty Images】
退場したブラジル代表FWジェズス【写真:Getty Images】

ブラジル代表FWジェズス、チリ戦で危険プレーにより一発退場

 ブラジル代表は現地時間2日、コパ・アメリカ(南米選手権)準々決勝でチリと対戦し、1-0で勝利してベスト4に進出した。FWルーカス・パケタが殊勲の決勝ゴールを奪った一方、その直後にFWガブリエル・ジェズスが相手の顔面へ飛び蹴りを食らわせる危険タックルで一発退場。衝撃的なシーンに、海外メディアで「残忍な“空手キック”」「無謀」など反響が拡大している。

 エースFWネイマールやFWロベルト・フィルミーノ、ジェズスらを先発起用したブラジルは、前半をスコアレスで折り返した後半1分、敵陣ゴール前での華麗な連係からパケタが先制ゴールを奪取。だが、そのわずか2分後、ジェズスがまさかのラフプレーで一発退場を命じられてしまう。

 チリ代表DFエウヘニオ・メナとの競り合いの場面で、空中から落ちてきたボールに反応したジェズスは右足を高く上げてトラップしようとしたが、先に落下地点に入っていたメナがヘディングでクリア。勢いよく飛び上がっていたジェズスの右足裏は、そのままメナの顔面付近を直撃してしまった。

 一歩間違えれば大怪我につながるシーンに海外メディアも続々と反応。英メディア「GIVE ME SPORT」が「残忍な“空手キック”」と伝えれば、ペルー放送局「RPP」は「見るだけでも痛い:チリ対ブラジル戦でエウヘニオ・メナの胸にガブリエル・ジェズスが酷いタックル」と報道。米メディア「ジ・アスレチック」も「無謀なキック」と弁明の余地がないファウルだったと記している。

 1人少なくなったブラジルは、その後DFチアゴ・シウバやDFマルキーニョスらを中心に守り抜き、1-0で準決勝進出。大会連覇へ一歩近づいたが、ジェズスにとっては痛恨の退場劇となってしまった。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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